COVID-19 の日々
特に書くこともないのだが、歴史的な災禍の真っ最中なので生活の変化を記録しておく。
疫病やトイレットペーパーの買い占めは映画や歴史の教科書のなかの出来事に思っていた。 福島第一原発の事故のときはまさか日本の原発がメルトダウンして大爆発するとは思いもしなかった。 これが正常性バイアスなのだろう。 この先の人生のおいて大震災、富士山の噴火、戦争、国債の暴落、大恐慌くらいには備えておきたい。 実際は心の準備くらいしかしないだろうけど。
自宅の開発環境を強化しようとパソコンを買おうと思ったらすでに出遅れていて品薄であきらめた。 コロナが関係ないトイレットペーパーが売り切れるなんて予想できなかった。幸いに妻が備蓄してくれていたのだが。 備えあれば患いなし。先んずれば人を制す。 自分の先見性のなさを痛感する。
多くの企業が短期間でテレワークを導入し、解決困難の思えた東京の満員電車がコロナで解決した。 ハンコなしの電子決済を導入するニュースも出てきている。 東京の一極集中は伝染病のみならず多くのリスクを抱えているので、コロナ後もこの流れが持続してほしい。
2月の下旬から始めたテレワークは2か月が経過した。 テレワークにより往復の通期時間約2時間半くらいは自由時間が増えるはずなのだが、むしろ通勤中のほうが本読んだり歩いたり自由な気もする。 家事と育児の時間が増えた。子供とお風呂と夕食後の食器洗いと子供と就寝。 21時に寝て、4時半に起きている。 朝五時から仕事をしている。 アメリカ時間に近くなる分、WebKit の仕事はやりやすくなる。
運動不足で体重が増加している。 はりきってラジオ体操したら和室の天井の照明を壊してしまい怒られた。
在宅勤務のこつは朝にパジャマから着替えることという話をどこかで読んだが、いまでは常にパジャマで仕事している。 一日中ほぼパジャマで過ごしている。 パジャマの快適性に慣れると、もう前の生活には戻りたくない。
長女の保育園卒園式と小学校入学式は規模を縮小して行えた。 いつかはコロナ時代の思い出のひとつになると思う。 ご尽力下さった先生方に感謝してます。
コロナは生命と経済のトロッコ問題だと言われている。 原発事故のときは放射能が危険派と安全派がいたが、 コロナでは自粛派と反自粛派がいる。 国によっても方針が違うのが国民性の違いが出ている。 次第に各方針の違いによる影響が判明してくるのだろう。 国民性のためか日本には反自粛派の政党がいないようだが、議論が深まらないので残念である。 不況が長期的に及ぼす不幸がどんなものか日本人はよく知っていると思うのだが。 GDPマイナス3%くらいの経済的損失を国民が公平に負担できるなら、たいして痛みはない。 しかしながら、また就職氷河期世代が犠牲にされるではないだろうか。 すでに3月には内定取り消しが問題化している。 影響を受ける大学生はおとなしく自粛している場合ではないよ。
2021-07-31
コロナが始まり1年半くらいが経過した。 今は東京オリンピック開催中で第5波の感染の真っ最中である。
今回のパンデミックで予想外だったのは株高である。 アメリカでは史上最高値を更新したというニュースをみた。
NYダウ82ドル高 史上最高値を更新|日テレNEWS24 https://www.news24.jp/articles/2021/07/27/10912774.html
金融緩和のお陰である。 景気が悪化し不況にはならなかった。 インフレ課税で乗り切ったということだろう。 これが原因で今後に悪性インフレにならなければ、この難局にはいい方法だろう。
次に予想外だったのが弱毒化せずに強毒化したこと。 ウィルスにとって宿主を殺してもメリットはないので、弱毒化するだろうと思っていたのだが強毒化したデルタ株が猛威を奮っている。 スペイン風邪はインフルエンザのパンデミックだが、今ではインフルエンザが弱毒化したのではないだろうか。 ちょうどデルタ株が弱毒化しているという記事が出ていた。
デルタ株は弱毒化している? 医師は「普通の風邪のような症状」…死者、重症者は減少 | デイリー新潮 https://www.dailyshincho.jp/article/2021/07310556/
在宅勤務では昼食には効率重視で最も手軽なレトルトカレーを毎日食べていたのだが、流石にこれを続けることには危機感を抱いていた。 そんなときに有野さんの高齢者向け配食サービスの記事を読んで即座に始めた。
Food 2.0 / karino2 - Message Passing https://messagepassing.github.io/017-food/02-karino2/
高齢者向け配食サービスを導入したら凄い良かった、という話 https://karino2.github.io/2021/02/13/home_food_deli.html
始めたのは至福弁というサービス。 練馬区の高齢者食事サービスで見たと言うと週3日分だけ100円安くなる。 始めはご飯付きのコースにしていたが、乾燥してカピカピだったのでおかずのみに切り替えた。
至福弁と七福膳のココロ・コーポレーション https://shifukuben.com/
練馬区高齢者食事サービス:練馬区公式ホームページ https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/koreisha/hitori/shokuji.html
レトルトカレーに比べれば大幅に食生活は改善されたと思う。 難点は、キャンセルするのに電話しなくてならないこと。 できればウェブ経由でできると楽である。 高齢者向けのため量がやや少ないこと。 コロナ禍なので高齢者以外を対象にした配食サービスがあってもよさそうなものである。 毎日のお弁当の受け取りが面倒なのは、クラーボックスでも買って家の外に置いておけば改善されるのではと思いつつ試してはいない。
ワクチンの摂取が進んでいるアメリカではオフィス勤務が再開している。 日本の勤務先も再開しようとしている。 結局また満員電車の通勤生活に戻るのかと思うと失望する。
今回を期にオフィスを廃止した企業とオフィス勤務を再開する企業は、今後の明暗はどうなるのだろうか。 決して安くないオフィス勤務のコストをオフィス勤務のメリットが上回れるのだろうか。 オフィス勤務のデメリットが技術的に解決されるのいつで、どこの企業だろうか。 少なくともオフィス勤務を再開する企業にはその技術を開発することはできないだろう。
2022-02-06
感染力の強いオミクロン株による第6波の真っただ中。 秋にはワクチン接種も行きわたり、第5波も収まって、世の中にはコロナ禍終了ムードもあったのだが、むしろ本番がはじまってすらいなかった。 そろそろオミクロン株はピークだとは思うが、 これでコロナが終わりともいかないのだろう。 風邪と同じで毎年のように進化して、生き残り続けるのだろう。
ついにコロナを罹患し、39度の熱がでた。 熱は1日で下がったが、のどの痛みと咳はしばらくつづいた。 家族の一部は陰性だったが家庭内では隔離が仕切れないために、陽性者の10日間+濃厚接触者の7日間=17日間の隔離期間だった。 今は緩和されて家族が陰性でも7日間でいいらしい。
ロシアがウクライナに侵攻するかが話題になっている。 スペイン風邪は第一次世界大戦のときだったが、 COVID-19のときは第三次世界大戦でもはじめるのだろうか。
同じ平和ボケ国家の日本が代理戦争の舞台にならないことを願う。